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膝の痛みについて
膝は、人間の体の中でも負担の大きい部位の一つです。そのため、膝の痛みを感じる人は多く、痛みによって日常生活が制限される場合もあります。一生涯、文字通り自身の体を支えてくれる関節ですから、日常生活の動作の中で膝に痛みや違和感があったり、腫れがあったりするような場合は、放置せずに専門家に相談することをおすすめします。
膝の痛みなどから考えられる怪我・疾患
膝に痛みや違和感、腫れがある場合に考えられる怪我や疾患には、骨折や脱臼などのほかにも、以下のようなものがあります。
変形性膝関節症
加齢や肥満、運動不足などが原因で、膝の関節がすり減って変形してしまう疾患です。膝の痛みや腫れ、関節のこわばり、変形などが特徴的で、進行すると歩行に支障をきたすことがあります。
膝半月板損傷
膝半月板は、膝の関節面を覆う軟骨の一部で、膝の安定や負荷分散に重要な役割を果たしています。膝半月板損傷は、スポーツや交通事故などの外傷によって引き起こされるケースが多く、膝の痛みや腫れ、膝のロック感などが症状として現れます。
前十字靱帯(ACL)損傷
膝前十字靱帯は、膝の前方に位置し、膝の安定に重要な役割を果たしています。膝前十字靱帯損傷は、スポーツなどの外傷や突然の膝の回旋などが原因で引き起こされ、膝の腫れや痛み、膝の不安定感などが症状として現れます。
オスグッド・シュラッター病
オスグッド・シュラッター病は、成長期の子供や若年層に多く見られる膝の疾患です。成長期に急激に発達する膝の骨と筋肉のバランスが崩れることが原因で、膝の下部に痛みや腫れ、圧痛が生じますが、一般的に成長期が終わると自然に治ります。
膝の痛みの治療方法
膝の痛みがひどくて日常生活に支障が出ていたり、長引いたりしている場合は、早い段階で西宮市のはしもと整形外科リハビリクリニック整形外科にご相談ください。
整形外科では、一般的に以下のような治療方法から、状況に応じて適切なものを選ぶことになります。
痛みの原因に応じた治療
原因に応じて痛みを和らげる治療を行います。例えば、変形性関節症の場合は、関節の摩耗を抑えるための薬や、膝関節内注射を行うことがあります。
理学療法
理学療法士や作業療法士による運動療法やマッサージ、電気療法などが行われます。膝の痛みの緩和、機能の回復が目的です。
手術治療
膝の損傷が深刻な場合に行われます。例えば、変形性関節症による人工関節置換術や、半月板損傷に対する手術治療があります。
膝の痛みを予防するために
膝の痛みを予防するためには、以下のようなことができます。
適度な運動の継続
適度な運動を継続することで膝の負荷を軽減できます。なかでも、ウォーキングやサイクリングなど、膝に負荷のかからない運動がおすすめです。
膝まわりの筋肉トレーニング
膝周りの筋肉を鍛えると、関節の骨以外でも膝を支えられるようになるため、関節にかかる負荷を軽減できます。
体重管理
体重管理も、膝の痛みの予防には大切です。体重が増えると、膝にかかる負荷が増え、膝の痛みが引き起こされる可能性があるためです。適正な体重を維持するためには、バランスの良い食事や適度な運動が必要になります。
靴選び
靴選びも大切です。靴の中敷きやクッション性に優れたものを選ぶことで、膝にかかる負担を軽減できます。また、きちんと自分の足に合わせたサイズ選びも重要です。サイズの合っていない靴を履くと、姿勢が悪くなったり、余計な力が入ったりして、膝の痛みの原因になる可能性があるためです。