- HOME>
- 体外衝撃波治療
体外衝撃波治療とは?
体外衝撃波治療とは、痛みをともなう慢性的な疾患(病気)を治療する方法の一つです。体外衝撃波は、高いエネルギーを持つ圧力波で、これを痛みのある箇所に当てて、治療を行います。
体外衝撃波治療は、骨や筋肉、腱、靭帯(じんたい)など、身体の深い部分にある痛みに効果があります。例えば、膝や肩の痛み、腱(けん)の痛み、腰痛、足底筋膜炎(そうたいきんまくえん)などに使われます。
体外衝撃波治療のメリット
手術を回避できる
体外衝撃波治療は、手術をせずに治療ができるため、手術を避けたい方に適しています。手術に比べると、入院の手間や術中のリスクなどがないため、手軽で安全な治療方法として注目されています。
痛みが少ない
体外衝撃波治療は、痛みが少ないというメリットがあります。治療中には、軽い痛みを感じる場合があるものの、全身麻酔を使う手術に比べれば少ない痛みで済みます。
短期間での治療が可能
体外衝撃波治療は、当院では理学療法の一環として行なっており、保険適応となっております。通院が必要な場合もありますが、入院が必要な手術に比べると圧倒的に時間がかかりません。
長期的な効果が期待できる
体外衝撃波治療は、長期的な効果が期待できます。治療後は、すぐに完治するわけではありませんが、数か月後には痛みが軽減され、その効果も比較的長続きします。
体外衝撃波治療のデメリット
治療効果に個人差がある
体外衝撃波治療は、治療効果に個人差があるというデメリットがあります。思うような効果が表れない場合もあるため、事前に医師と相談し、治療の適性を確認することが大切です。
体外衝撃波治療が効果のある怪我・病気
怪我・病気 | 主な症状 |
---|---|
足底腱膜炎 | 足の裏にある腱膜が炎症を起こし、痛みや疲れを感じる。 |
アキレス腱炎 | かかとの付近にあるアキレス腱が炎症を起こし、痛みや違和感を感じる。 |
テニス肘 | 肘の外側にある腱が炎症を起こし、肘の曲げ伸ばしや力を入れる動作で痛む。 |
ゴルフ肘 | 肘の内側にある腱が炎症を起こし、手首を曲げる動作で痛む |
石灰沈着性腱板炎(石灰性腱炎) | 肩や腕などの腱が石灰化して硬くなり、痛みや違和感を感じる。 |
膝蓋腱炎(ジャンパー膝) | 膝の前にある膝蓋腱が炎症を起こし、膝を曲げ伸ばしする動作で痛む。 |
脛骨過労性骨膜炎(シンスプリント) | 脛骨の表面にある骨膜が炎症を起こし、歩くなどの運動で痛む。 |
小児骨端症(オスグッド・シュラッター病、シーバー病など) | 骨の成長期に、膝やかかとなどの部位に痛みや腫れが生じる。 |
ばね指 | 指が曲がった状態で固まり、のばすと「ばね」のように戻ることができなくなる。 |
有痛性外脛骨 | 足首の外側にある骨が炎症を起こし、歩行時に痛みを感じる。 |
大転子滑液包炎 | 肩の大転子にある滑液包が炎症を起こし、腕を回したり上げたりすると痛む。 |
近位部腸脛靭帯炎 | 足首の内側にある靭帯が炎症を起こし、痛みや腫れが生じる。 |
疲労骨折 | 繰り返し同じ運動をすることで、骨に微小な亀裂が入り、痛みや腫れを引き起こす。 |
骨折後の遷延治癒 | 骨折が適切に治らなかった場合、遷延性骨折となる。 |
偽関節 | 骨折などで骨が治癒せず、骨と骨の接合部に線維組織ができる状態。関節の動きが制限される。 |
早期の骨壊死 | 骨の血液循環が悪くなり、骨が死んでしまうこと。 |
早期の離断性骨軟骨炎 | スポーツなどによる外傷で、骨と軟骨が離れてしまう病気。 |
肉離れ | 筋肉が損傷し、炎症や出血を引き起こすこと。 |
腱鞘炎 | 筋肉が損傷し、炎症や出血を引き起こすこと。 |
デュプイトラン拘縮 | 指の屈曲制限がある病気。 |
当クリニックの体外衝撃波治療器について
西宮市のはしもと整形外科リハビリクリニックでは、2022年の1月に拡散型圧力波治療器を新たに導入しました。圧力波によって腱・筋肉の緊張や痛みの緩和、またリラクゼーション効果が期待されます。
また、当院が体外衝撃波治療器のスイス本社から、日本で初めての認定施設となりました。
テニス肘や野球肘、肩の痛み、ジャンパー膝、アキレス腱炎、足底筋膜炎、腰痛など様々な部位の痛み緩和に有効です。こうしたことでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。