スポーツ障害

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スポーツ障害とは?

スポーツ障害とは、名称の通りスポーツによって引き起こされる身体の障害を指します。
長期間の運動により、特定の箇所に負担が蓄積することで発症しやすくなるとされています。
スポーツ障害の原因と症状は多岐にわたり、それぞれに対応した治療が求められます。

 

スポーツ障害の種類

スポーツ障害には様々な種類がありますが代表的なものとしては、野球肘、テニス肘、ランナー膝などがあります。

半月板損傷

半月板は膝の衝撃を吸収し、安定性に重要な組織です。損傷すると痛みや引っ掛かり感を自覚します。投薬やリハビリを中心に炎症を軽減します。インソールで損傷半月板への負担を軽減することも可能です。

半月板損傷

半月板は膝の衝撃を吸収し、安定性に重要な組織です。損傷すると痛みや引っ掛かり感を自覚します。投薬やリハビリを中心に炎症を軽減します。インソールで損傷半月板への負担を軽減することも可能です。

膝関節靭帯損傷

切り返し動作や着地動作、あるいは接触による膝の捻りによって損傷します。前十字靭帯損傷であれば手術を考慮しますが、その他の靭帯損傷では安定性やスポーツレベルに応じた治療を検討します。

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨(お皿の骨)が外側に脱臼して、膝の脱力感、歩行障害が起こります。初期治療は固定やリハビリを行いますが、脱臼を繰り返す場合は手術が必要になります。

オスグッド・シュラッター病

発育期のお子さんのスポーツ障害です。脛骨(脛の骨)前面にある成長軟骨の部分に牽引力がかかって痛みが出ます。身体や筋肉が硬いお子さんに起こる場合が多く、アイシングやリハビリ、サポーター、インソールで治療を行います。

足関節靭帯損傷

主に捻挫で足関節外側の靭帯損傷を起こします。一般的にはギプスやサポーターで固定と超音波治療を行います。また当クリニックでは不安定感が残ると捻挫を繰り返すことになるので、足首のトレーニング指導も行います。

第5中足骨骨折(ジョーンズ骨折)

サッカーやラグビーなどのスポーツで多く発生します。疲労の蓄積が原因となることもあります。基本的にはギプス固定での治療となりますが、スポーツ復帰時期や再発防止のため疲労骨折の場合は手術加療を選択する場合もあります。

肩腱板断裂

肩のインナーマッスルである腱板が外傷やスポーツで損傷するものです。肩関節の動作時痛や挙上困難が起こります。関節注射やリハビリで改善をはかります。

投球肩障害

投球動作に伴って肩関節の痛みが起こる状態を指します。投げ過ぎやコンディションニング不良、不良な投球フォームが原因となります。障害内容は骨端線離開や関節唇損傷、関節包拘縮など様々です。全身のコンディショニングや投球フォームの是正などリハビリを主体とした治療を行います。

野球肘

野球肘は、投球動作によって引き起こされる痛みや不調を指します。主に投球回数が増えすぎることによって、肘の内側部分に痛みを感じることが多いです。また日常生活においても肘が曲がる時に痛みを感じたり、力が入らなくなったりすることもあります。
野球肘は投球時の大きな負荷により、内側側副靱帯や前腕筋腱が炎症を起こすことが原因の一つとして考えられています。

テニス肘、ゴルフ肘

肘の外側(テニス肘)や内側(ゴルフ肘)に痛みが出る疾患です。超音波やストレッチなどのリハビリを行います。場合によってはブロック治療も併用します。

腰椎疲労骨折、腰椎分離症

スポーツ等での繰り返しの負荷が腰にかかって腰椎に起こる疲労骨折です。成長期に多く、疲労骨折を放置すると分離症に進行します。コルセットを作成して患部の安静と骨の癒合を目指します。また柔軟性に乏しい人になる場合が大半ですので、当クリニックではリハビリで十分なストレッチを行います。

肉離れ

スポーツ中に筋肉の線維が断裂して起こります。受傷直後は患部の出血予防を行い、リハビリで筋線維の修復促進と柔軟性獲得を目指します。

疲労骨折

骨に繰り返しの負荷がかかって起こる骨折です。陸上やサッカー、バレーボール、バスケットボールなどで多い障害です。筋力のバランス不良や柔軟性不良が原因となっていることが多く、リハビリで改善をはかります。当クリニックでは超音波骨折治療器を使用して骨形成の促進を図っております。

シンスプリント

脛の内側に痛みを訴えるオーバーユース障害の一つです。脛骨過労性骨膜炎とも呼ばれており、ランニングやジャンプの繰り返し動作で発症します。リハビリで超音波治療やアイシング、ストレッチング指導を行います。また当クリニックではインソールやテーピング指導も合わせて行っております。

ランナー膝

ランナー膝は、ランニングなどの運動によって引き起こされる疾患で、膝の外側に痛みや軋みを感じることがあります。放置して走り続けてしまうと、歩行にも支障を来すようになる恐れがあります。
長距離を走るランナーや初心者の方に頻発しますが、ウォーミングアップを怠ると熟練者でも発症する可能性があります。

その他のスポーツ障害

これら代表的な疾患以外にも、捻挫や打撲、肉離れや靭帯損傷などもスポーツ障害による疾患の一つです。スポーツ障害には様々なものがありますが、いずれも早期に対処することが重要です。症状が軽度であっても放置してしまうと長引いて、悪化し続ける危険があるので注意しましょう。

 

スポーツ障害の原因

スポーツ障害の原因は、様々なものが考えられます。
基本的には、過剰な練習による負荷の蓄積や、身体に合わない動きをするなどの技術的な問題、ウォーミングアップ不足、身体的な特徴や構造上の問題などが影響しています。

 

主な治療方法

スポーツ障害が発生した場合、以下のような治療方法が一般的に用いられます。

  • 十分な休養をとる
  • 炎症や腫れを抑えるためのアイシング
  • 痛みや不快感を緩和するための薬物療法
  • 筋肉や関節の強化を目的としたリハビリテーション

負担の少ない治療方法として、マッサージ、ストレッチ、電気療法などがあります。

また、重度のスポーツ障害の場合は手術が必要な場合もあり、術後はリハビリテーションが必要になることもあります。

当クリニックでは、患者様が感じている痛みを取り除くだけではなく、「痛みの原因」まで追求して治療を行っております。症状を緩和させるためにただ休養をとるのではなく、大会などの目標設定に向けてスポーツとうまく付き合っていくために治療を行っていくことが大切だと考えております。

 

スポーツ障害を予防するには

スポーツ障害を予防するためには、適切なウォームアップとクールダウンを行い、身体に合ったシューズや服装をすること、また無理のない範囲でのトレーニング計画を作ることが大切です。
加えて栄養管理と必要十分な休息も忘れてはいけません。

また、スポーツ障害のリスクを減らすために、フォームの見直しや、筋力や柔軟性の向上、適切なストレッチ、マッサージなどで日々メンテナンスを行うことも重要です。

スポーツ障害は適切な治療と怪我をしないための知識をつけることで、対処が可能な疾患です。
当院ではスポーツをする全ての方々に適切な治療を行い、日々のスポーツを楽しんでいただけるよう努めてまいります。
スポーツ障害でお困りの方は西宮市にあるはしもと整形外科リハビリクリニックへお気軽にご相談ください。

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