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捻挫とは?
捻挫とは、足首や膝、肘、手首や指などの関節周囲の靭帯が過剰に伸び、損傷を受けることで起こる急性外傷です。捻挫はスポーツや日常生活で起こりやすく、多くの人が経験する怪我です。
捻挫の症状
捻挫の主な症状は、痛み、腫れ、関節の可動域制限、皮下出血などです。捻挫を起こした部位や程度によって、症状の出方に差があります。また、捻挫が起こる前に音がしたり、違和感を感じたりすることもあります。
捻挫の原因
捻挫は、通常以上に関節が曲がったり、捻れたり、転倒などで強い衝撃を受けたりすることが原因で起こります。スポーツ中に起きやすい怪我ですが、階段を降りている時や、急いで走っている時、重いものを持った時など、日常生活でも起こり得る怪我です。
整形外科での捻挫の診断方法
整形外科では視診により患部の状態を確認、触診により痛みや腫れ、関節がどれだけ動くかをチェックし重症度判定をします。また、骨折の可能性がある場合は、レントゲン検査やMRI検査、超音波検査(エコー検査)などの画像診断を行う場合もあります。
整形外科での捻挫の治療方法
捻挫の治療は、症状の程度や部位によって異なりますが、基本的には以下のような方法が用いられます。
安静
関節を安静にすることで、靭帯の治癒を促進します。
冷却療法
症状が激しい場合には、氷を患部に当てることで痛みや腫れを軽減します。
固定やテーピング
関節をサポートし、靭帯の負担を軽減します。
理学療法
関節可動域を回復させるための運動療法やマッサージなどが行われます。
薬物療法
痛みや腫れを軽減するために、痛み止めや消炎剤が処方される場合があります。
手術
重度の場合は手術が必要になることもあります。手術は、靭帯を縫合するなどして損傷した靭帯を修復する方法があります。
捻挫に関する注意点
捻挫は重度の場合であっても、適切な処置を行えば完治しやすい怪我です。しかし、油断をすると痛みが長引いたり、関節の違和感が慢性化したりする危険があります。そのため、捻挫をした際は、以下のようなことに注意する必要があります。
症状が治っても、急に運動を始めない
症状が治まってきたからといって、急激な運動を行うと再度捻挫をしてしまうことがあります。症状が治まっても、徐々に運動を再開し、身体を徐々に慣らしていくようにしましょう。
ストレッチなどで患部のケアを続ける
捻挫をした箇所には、血流が悪くなることがあります。そのため、ストレッチなどを行い、血行を促進することが重要です。具体的なストレッチの方法については、整形外科医に相談するか、理学療法士に指導を受けるようにしましょう。
症状が長引く場合は再度診察を受ける
捻挫の症状が続く場合は、再度診察を受けることが重要です。症状が治まらない場合は、骨折や内部損傷などの可能性があるため、早めに診察を受けるようにしましょう。
症状が長引く場合には、西宮市のはしもと整形外科リハビリクリニックへご相談ください。